転勤族の生活は、引越しが多く、そのたびに荷物の整理が大変。
その中でも「書籍」は引っ越しのたびに重い荷物となり、スペースを取るために悩みの種でもありました。
限られたスペースに本を収めなければならないだけでなく、引越し先で必要な本を見つけるのも一苦労です。
そんな時に出会ったのが、スキャン代行サービスの「スキャンピー」です。
私がこのサービスを知ったのは、転勤族として、紙の本を手軽にデジタル化し、どこでも読書を楽しみたいという願望からでした。
特に、前職の手話通訳時代に使用していた参考書は、専門性が高く、なかなか手放せませんでした。
今回は「バリューパック」というまとめてお得にスキャンできるプランを利用することで、思い切って電子化に踏み切ることができました。
- 本が増えて収納に困っている
- 資料の整理ができない
- 頻繁に引越しをする
- 外出時にたくさんの本を持ち運びたい
- 資料をデジタル化したいけど方法がわからない
1.自炊代行サービス「スキャンピー」とは?
「スキャンピー」は、本や資料をプロがスキャンし、電子データとして提供するサービスです。
裁断からスキャン、データ化まで一貫して行い、以下のような特徴があります。
主なサービス内容
- 高解像度でのスキャン
プロ仕様のスキャナーを使用し、文字や画像を高品質にデジタル化。
ページが歪んだりぼやけることなく、快適に読めるデータが提供されます。 - OCR機能による検索対応
スキャン後、OCR(光学文字認識)を用いてPDF化されたデータは、文字を検索できる状態になります。
これにより、後から特定のキーワードを簡単に探し出すことができ、資料や書籍の管理が非常に便利になります。 - お得なバリューパック
1冊単位でのスキャンも可能ですが、大量の書籍をまとめてデジタル化したい場合には、バリューパックプランがおすすめです。
転勤や引っ越しの際に本を整理したい人や、書類の断捨離をしたい人にとって、コストを抑えながら大量の本をデジタル化できる点が魅力です。
会社概要
「スキャンピー」は、株式会社ラビットクリエイトが運営する自炊代行サービスです。
株式会社ラビットクリエイトは、書籍や資料のデジタル化を専門とする企業で、主に自炊代行サービス「スキャンピー」を提供しています。個人や法人向けに高品質なデジタル化を通じて、個人や企業のニーズに応える信頼の企業です。
項 目 | 詳 細 |
会社名 | 株式会社ラビットクリエイト |
設 立 | 2011年 |
所在地 | 東京都新宿区、大阪市本町 |
事業内容 | 1.オンラインメディア事業 書籍・書類等、紙媒体の電子化サービス「スキャンピー」の運営。 2.webアプリ、スマートフォンアプリケーション制作事業 |
2.書籍の自炊でよくある失敗ポイント
本を自分でデジタル化する「自炊」は便利ですが、手動の裁断機と家庭用スキャナのScanSnapで実際にやってみると、失敗しやすいところもあります。
以上のリスクを考えると、すべてを自分でやる自炊はとっても大変。
そこでおすすめなのが、書籍のスキャン代行サービスです。
プロに任せれば、裁断やスキャンのミスを心配することなく、高品質なデータを手に入れることができます。
また、時間や手間がかからないので、忙しい人には特に便利です。
プロに任せてラクしましょう!
3.スキャンピーを選んだ理由
個人的にスキャンピーを選んだ理由はこの3つ。
- コストパフォーマンスの高さ
スキャン料金が安く、特に「バリューパック」は231円でOCR付き、ページ数無制限のプランが魅力的。 - 使い勝手の良さ
ウェブサイトからの申し込みが簡単で、必要なオプションも選びやすい。 - 便利なOCR機能
OCR(文字認識)機能を追加することで、PDF内のテキスト検索が可能になり、資料参照がスムーズになる。
スキャンピーを選んだ一番の理由は、コストパフォーマンスの高さです。
1冊あたりのスキャン料金が安く設定されているうえ、複数冊のスキャンに対応したお得なプランが用意されています。
特に「バリューパック」は、231円でOCR付き、ページ数無制限という非常に魅力的な内容です。
また、使い勝手の良さも決め手でした。
ウェブサイトから簡単に申し込みができ、必要なオプションも選びやすかったです。
OCR(文字認識)機能を追加することで、後からPDF内のテキストを検索できる点も非常に便利です。
こうした機能は、特に仕事で資料を頻繁に参照する際に重宝します。
詳細な情報はスキャンピーの公式サイトを確認してください。
4.実際に試してみた!スキャンピーの利用手順
スキャンピーの利用手順は5ステップ。
- 申し込み
スキャンピーの公式サイトで必要事項を入力。
- 書籍の発送
指定された住所に本を送る。自宅からでもコンビニからでもOK。
- 料金の支払い
料金が計算されて請求書が届くので支払いをする。
- スキャン処理
スキャンピーが本をスキャンして電子化。
- 納品
指定した納期内に電子化されたデータが届く。
実際に私が利用した感想は、とっても簡単でした。
体験の流れを具体的に紹介します。
ステップ1: 申し込み
まずはスキャンピーの公式サイトから、バリューパックを選んで申し込みを行いました。
申し込みフォームは分かりやすく、スキャンしたい書籍の種類や、オプション(カラー・モノクロ、OCR処理など)を選ぶことができます。
特にバリューパックはページ数無制限・フルカラー・OCR(文字認識)処理・ファイル名変更が無料なので、気兼ねなく多くの本を一気に注文することができました。
便利な料金シミュレーターもあるので、事前に大体の料金を確認することができます。
追加料金が必要な場合は、入力フォームに必ず料金の記載があり、わかりやすかったです。
ステップ2: 書籍の発送
次に、スキャンしたい本をスキャンピーに送ります。
私の場合、14冊の本をまとめてバリューパックで依頼しました。
100冊以上の場合、無料集荷サービスが利用できるのですが、今回は対象外だったので、近くの郵便局から発送しました。
天気の悪い日が続いていたこともあり、本の濡れを防ぐためにビニール袋に入れて梱包しました。
近距離なら直接持ち込みも可能です。
ステップ3: 料金の支払い
発送した本が到着すると、スキャンピーから料金請求のメールが届きます。
このメールには請求書の詳細が含まれており、内容を確認して支払います。
バリューパック、14冊の利用で料金は、税込3,234円でした。
スキャンピーの料金支払い方法は3つ。
ちなみに私は、ペイパル決済にしました。
いつでもどこでも支払いができて非常に便利です。
いろんな支払い方法が選べてありがたい!
ステップ4: スキャン作業
本が到着した後、スキャン作業が開始されます。
スキャンピーでは、書籍を1冊ずつ解体してスキャンし、高品質なPDFファイルに変換してくれます。
手書きメモや書き込みがある本についても、対応可能。
今回電子化した書籍の中に文字の大きさが1cmほどの書き込みがあったので、文字を拡大してみました。
とても鮮明で、ボールペンの書き跡だとくはっきりわかるほどです。
ステップ5:納品
私の場合、25日以内でスキャンが完了し、PDFデータとしてメールで納品されました。
必要に応じてUSBやDVDでの納品も選択できますが、私はクラウドを利用する方が便利だったため、オンライン納品を選びました。
「BOX」という、政府機関でも採用されている高セキュリティのクラウドストレージサービスを通じてダウンロードできるので、どこにいてもすぐにデータを受け取れるのが便利でした。
OCR(文字認識)機能を追加したことで、後から検索がしやすくなるのは大きな利点です。
利用してよかったです!
5.電子化した書籍の活用法:転勤族にとってのメリット
実際に書籍を電子化してみて、転勤族として感じたメリットは以下の通りです。
引越しの際の荷物が大幅に減る
本って結構重いですよね。
これまで紙の本は引越しの際、箱詰めするだけでかなりの時間と手間がかかっていました。
電子化することで、重い書籍を持ち運ぶ必要がなくなり、スペースも確保できます。
今回スキャンした本たちも、我が家の本棚一段分のスペースを占めていましたが、今ではすべてスマホやタブレットで手軽に読める状態です。
どこでもすぐに本を読める
電子化された書籍はスマホやタブレットに保存できるため、いつでもどこでも読むことができます。
これまでは引越し先で必要な本を探すのに時間がかかったり、荷物が整理できるまで読書できないなんてことも。
本が電子化することで必要な時に本を開くことができ、引っ越しのストレスがまた一つ減りました。
家族で同じ本を簡単に共有でき、個々で進捗管理も可能に。
OCR機能で作業効率アップ
今回のスキャンでは、OCR機能を追加したので、スキャンされたPDF内の文字を検索できるようになりました。
縦書きの文字の認識も問題ありません。
今はあまり読む機会が減った本でも、調べたいことがあるときにすぐに使えるようになり、紙の本よりも簡単に本を開けるようになりました。
紙の本では、目的の情報を探すためにページをめくる時間がかかりますが、PDFなら一瞬で必要な情報が見つかります。
特に、仕事の資料や家事で使うレシピ本などでは、この検索機能がとても便利です。
6.一般的な利用方法と注意点
スキャンピーのサービスは非常に便利ですが、利用する上での注意点もいくつかあります。
注意点1:書籍は裁断され、手元に戻らない
スキャンピーでは、スキャンのために本を裁断する必要があります。
また、著作者様並びに出版社様との規約により、作業後の本は溶解処分が義務付けられているため、物理的な形では手元に戻ってきません。
貴重な本や、裁断せずに保管しておきたい本は、別の方法で管理することをおすすめします。
注意点2:納期に余裕を持つ
本は注文したら翌日以内に送れるので部屋はすぐに片付きますが、通常便の納期は25日かかります。
早くデータ化してほしい本があるなど、納期を急ぎたい場合は「特急便」や「7日便」を選ぶか、納期に余裕を持って依頼しましょう。
※スキャンピーには納期保証制度があり、遅延には返金保証があります。
詳しくはスキャンピーの公式サイトでチェック。
注意点3:一部電子化できないものもある
本は送った時の状態でデータ化されますので、送る書籍が古い場合や書き込みがある場合でも、そのままの状態で電子化されます。
スキャン品質を求める場合は、きれいな状態の本を送るのがベストです。
また、権利の問題で、電子化の対象ではないものがあります。
7.スキャンピーの料金体系とおすすめプラン
スキャンピーの料金は、ページ数やオプションによって異なりますが、バリューパックは特におすすめです。
ページ数無制限・フルカラー・OCR(文字認識)処理・ファイル名変更が無料
以下は、スキャンピーのバリューパックに関する特長を表にまとめたものです。
項 目 | 詳 細 |
---|---|
ページ数 無制限 | 何ページ数でも同一料金。多くの書籍をまとめて電子化したい方に最適。 |
フルカラー | フルカラーでのスキャンが何ページでも無料。図やイラストが多い本でも、そのままの美しさを保てます。 |
OCR(文字認識)処理 | 文字認識機能により、スキャンされたテキストを検索可能。仕事や調べ物に役立ちます。 |
ファイル名 変更 | スキャンしたデータのファイル名を変更できるため、整理がしやすくなります。 |
私の場合、14冊をまとめてスキャンすることで、通常よりも割安に利用できました。
個別に依頼するよりもコストを抑えられるため、たくさん電子化したい場合にはこのプランが最適です。
また、書籍が増えるごとに利用回数を増やしていくことで、家全体のスペースも有効活用できます。
10冊~利用できるので、特に大量の本を所有している場合は、スキャンピーを定期的に利用することで、紙の本の管理が楽になります。
8.結論:転勤族や引越し族にとっての救世主、スキャンピー
スキャンピーは、特に転勤や引越しが多い人にとって、非常に頼りになるサービスです。
私も本を電子化したことでスペースが確保できたので、これから引越しの準備が格段に楽になると思います。
OCR機能を活用すれば、さらに効率的に情報を検索できる点も、大きなメリットです。
特にバリューパックを利用することで、コストを抑えつつ効率的に書籍をデジタル化できますよ。
もし、あなたも紙の本の管理に悩んでいるなら、スキャンピーをぜひ試してみてください。
今後も引越しのたびに書籍の電子化を進めていき、より軽量化された生活を目指していきたいと思います。
このレビューが参考になれば幸いです!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。