毎日の睡眠を支えてくれている大切なお布団。ある日いつものようにシーツを替えようと裏返した瞬間、底に黒い斑点を見つけて背筋が凍った……なんて経験はありませんか。
実は先日、我が家でもついにやってしまいました。お気に入りのダブルサイズの敷布団に、バッチリ黒カビが生えていたんです。
家族全員がアレルギー体質ということもあり、これを見た瞬間に即処分を決定。ただ、ここで一番のネックになるのが粗大ごみの処分手数料と手間です。新しい布団に買い替えるだけでも大きなお金が飛んでいくのに、捨てるためだけにお金を払うのはどうしても悔しい。
そこで今回は、ダブルサイズの分厚い敷布団を家庭用の布切りハサミ1本で解体し、粗大ごみ代0円の可燃ごみとして処分したエピソードをまとめました。布団って自分で切れるの?と疑問に思っている方のヒントになれば嬉しいです。
悲劇は突然に。引っ越して1年弱で布団がカビた理由
前の家ではずっと寝室が畳だったため、布団の下に布団用の除湿シートを敷いていればまずカビることはありませんでした。しかし、今の家に引っ越してきて1年弱。いつものように布団を干そうと持ち上げたところ、とんでもない光景が目に飛び込んできました。


思いっきり黒いカビです。
かなり古くなってきていた布団だったので買い替えへの心残りは全くなかったのですが、さすがにショック。ただ、悩んでいる暇はありません。家族の健康を最優先にして、その日のうちに捨てるミッションが始まりました。

ダブル布団にシングル用の除湿シートをしていた私が悪いのです…
自治体のゴミ出しルールを確認。粗大ごみより指定ゴミ袋が圧倒的にマシな理由
まず調べたのは、住んでいる市のゴミ出しルールです。うちの自治体では、布団の出し方は可燃ごみまたは粗大ごみとなっていました。
ホームページの記載をじっくり読むと、可燃ごみ指定袋に入れて口が結べる大きさなら、いつもの可燃ごみの日を出してOK。もし袋に入らない場合や口が結べない場合は、粗大ごみ受付センターに申し込んでください、とのこと。
粗大ごみとして出すとなると、事前にネットや電話で収集日を予約し、コンビニで処理券を買い、当日の朝に重い布団を外まで運び出す必要があります。お金がかかるだけでなく、回収日までカビた布団を家に置いておかなければいけないのが最大のストレスです。
指定のゴミ袋に入るサイズまで切ってしまえば、お金もかからず次のゴミの日にすぐ手放せる。やるしかない!と腹をくくり、作業に入りました。
実践!ニトリのダブル敷布団(分厚いタイプ)をハサミで解体する
今回処分するのは、ニトリで購入したポリエステル製の敷布団です。幅140cmのダブルサイズで、厚みもしっかりあるタイプ。


まずは可燃ごみ指定袋を床に広げて、どれくらいの大きさにすれば収まるかをシミュレーションします。なんとなく3分割くらいに細かくすれば入りそうな感覚がありました。
今回は撮影用に指定こみ袋と同じ大きさの45リットルのごみ袋を使用します。

使う道具は、小学校の家庭科の授業からずっと愛用している裁縫ボックスに入っていた布切りハサミです。

気合を入れて、布団の端っこにハサミを入れます。

第一の関門:布団が一気に切れない問題
いざ切り始めてみると、すぐにある壁にぶち当たります。これ、ハサミが入っていかない……。
分厚い中綿ごとジョキッと一思いに切れるかと思ったのですが、綿の強い弾力にハサミの刃が負けてしまい、うんともすんとも言いません。無理やり力任せに切ろうとすると、数センチ進んだだけで親指の付け根が痛くなってしまいました。

作戦変更:外側の布と中綿を分けて切る二段階方式が大正解
このままでは日が暮れると悟り、切り方を変えることにしました。
布団を丸ごと切るのをやめて、まずは外側を包んでいる側の布だけをハサミで切り進め、中に入っている分厚い綿をあとから切る作戦です。

これが大成功でした。
布と綿を別々に切るようにしただけで、さっきまでの苦労が嘘のようにハサミがサクサク進みます。



布を開くと、中から真っ白な固わたが姿を現しました。布という拘束から解放された状態になれば、中の綿を切るのはそこまで難しくありません。



これでちょうど半分くらいまで切り進めたところです。ずっとハサミを握っているので若干の手の痛みはありましたが、コツを掴んでからはリズムよく作業できました。
ちなみに、布団の裏側があれだけ真っ黒にカビていたにもかかわらず、中の綿を開いてみると意外とカビは到達していなかったのは驚きです。表面の布地だけで止まっていたようです。

それでもアレルギーのことを考えれば、スッキリ全処分できて本当に大正解でした。

無事に3分割への解体が完了です。あんなに大きくて部屋のスペースを圧迫していたダブル布団が、すっかり扱いやすいサイズになりました。
45リットルの指定ゴミ袋へギュウギュウに詰め込む
あとはこれを可燃ごみの袋に詰め込む最終工程です。



ただそのまま放り込むと綿の反発で袋が破れそうになるので、空気をしっかり抜きながら、自分の体重をかけてコンパクトに折りたたんで押し込みます。

無事に指定のゴミ袋へ収まりました!
写真の左側が今回ハサミで解体した敷布団で、右側にあるのは一緒に処分した掛け布団や毛布類です。敷布団は3分割にしたパーツをまとめて1つのゴミ袋に押し込みましたが、市のルールである「袋の口を結ぶ」もきっちりクリアできました。
これで粗大ごみの手数料を1円も払うことなく、いつものゴミの日にそのまま集積所へ持っていけます。
布団を自分で切って処分する際のリアルな注意点
今回、実際に自力で布団を解体してみて「これは絶対に読者に伝えなければ」と思った注意点が1つあります。
それは、作業をする時は手袋とマスクを必ず装着した方がいいということです。


写真だと少し伝わりにくいかもしれませんが、布を切って中の綿を引きちぎるように解体していくと、細かい綿の繊維がパーパーと空気中に舞い上がります。作業が終わったあと、フローリングの上にはかなりの量の綿ぼこりが落ちていました。
そのまま吸い込むと喉がイガイガするので、特にアレルギー体質の方や小さなお子さんがいるご家庭では、マスク必須、そして窓を開けて換気をしっかり行いながら作業することをおすすめします。
まとめ:少しの手間で粗大ごみ代が浮く感動は大きい!
ダブルサイズの布団を自分で切るなんて最初は無謀かと思いましたが、やり方さえ工夫すれば女性1人でも30分足らずで解体することができました。
新しく布団を買い替えるだけでも大きなお金が出ていくタイミング。数分の作業で処分の手数料をまるっと節約できたのは、家計にとっても大きなファインプレーだったと思います。
布団の処分代を少しでも浮かせたい方は、ハサミを入れる順番とマスクの着用だけに気を付けて、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
最後に、今回のカビ布団解体エピソードを経て「これだけは買っとけ(用意しとけ)」と身をもって思ったものを3つ置いておきます。これからカビ布団と戦う方の参考になれば。
① 解体用の「万能ハサミ」(手が死なないために)
今回私はふつうの布切りハサミで根性で切りましたが、途中で親指の付け根がかなり痛くなりました。これから切る人は、分厚いカーペット等も切れる万能ハサミが1本あった方が絶対にラクです。
② 布団用の「除湿シート」(二度とカビさせないために)
フローリングに布団を直敷きするなら、サイズの合った除湿シートは本当に必須だと学びました……。我が家も布団を処分したその日のうちに買いました。
③ コスパのいい「新しい敷布団」
古い布団が部屋から消えてスペースが空いたので、我が家も新しいものを新調しました。今度は除湿シートだけでなく除湿機をかけて大事に使います。
最後までご覧いただきありがとうございました。

