転勤族の皆さん、引っ越し先が激戦区の場合、保育園や療育施設の転園手続きは特に慎重に進めたいものですよね。
新しい環境でスムーズに生活を始めるためには、計画的な準備と的確な情報収集が肝心です。
この記事では、実際の体験をもとに、引っ越し後の保育園と療育施設の転園手続きを成功させるための具体的な方法をご紹介します。
正直な感想は、
なんでも自分でやらなきゃだめなのね…
マイナンバーを使ったりしてもう少し手続きを簡単にしてほしいな…という感想です。
この記事を読んでくださる方、これから引越しや子どもの転園手続きを控えていることでしょう。
そんなあなたを、私は全力で応援しています。
転居先が決まるまでは、情報収集と書類作成
転勤がわかったのが1月下旬。年度初めの4月から田舎→都会に転勤になりました。
5歳児(4月から年長)と2歳児の未就学児2人を保育園に転園させなければ。
ちなみに5歳児は療育と児童精神科にも通っています。
会社からの転勤の打診時期が年々早くなりとてもありがたいのですが、こどもの転入や転院についてはあまり活かせませんでした。
理由は3つ。
- 住民票を移してから手続きを開始。
- そもそも申請できる日程が無い。
- 長距離の引っ越しのため、転居まで見学に行けなかった。
なので、転居までにできることは「情報収集と必要書類の作成」です。
保育園や療育施設の基本情報、手続きの流れ、必要な書類、見学の申し込み、持ち物など…
わからないことは電話で問い合わせてみましょう!
市区町村に確認したこと
転入先の地域はいわゆる激戦区。
なんと!毎月途中入園の申請から入園の日程が決まっていました。
都会は子どもがたくさんいるんだな~
なのでこれから手続きを開始しても入園できるのは最短で5月から。
空きが無ければ待機児童。
とにかく手続きから入園までの流れが複雑で、思ったよりやるべきことがたくさんありました。
当時のメモ↓↓↓
直接園に問い合わせなければ!
保育園に確認したこと
市区町村への申請書類に希望の園を記入する前に、希望する園すべてに可能かどうかを自分で電話で確認する必要があったため、以下の内容を問い合わせました。
できるだけ一度の電話で済むよう、事前に問い合わせをしたい内容をまとめておきました。
2月下旬頃に電話したのでまだ入園も決まっていない段階なのに、お忙しい中丁寧に答えてくださり、とてもありがたかったです。
入園に必要な内容です!
積極的に相談しましょう!
保育園の転園
転園手続きは入園申請より楽ができるのかな?と勝手に思っていましたが、一から入園申請するのと同じでした。
- 引っ越し先が
決まったらHP等を確認し、手続きの流れ等情報収集。 - 不明点や個別の相談は役所に問い合わせ。
- 事前に空き状況や相談内容を申請したい園に問い合わせ。
- 引っ越し直後転入届を提出し、住民票をうつす。
- 申請書類提出
締切まで申請書類をそろえて4月の締切日(中旬)までに役所へ提出 - 入園日まで4月下旬に市区町村から利用許可が下りる。(郵便で通知)
- 通知後に保育施設から面談の日程の連絡をもらう。
- 保育施設と面談、通園時間の確認や持ち物等確認。提出が必要な書類を受け取る。
- 入園準備。持ち物をそろえる。
- 入園日5月入園!
長い道のりでした…
引っ越しはただでさえバタバタしているので、いろんなことを同時並行していかなければなりません。
やるべきことや問い合わせ内容はその都度メモをして残しておきましょう。
療育施設の転園
まず、転居が決まってからすぐ通っていた療育の職員の方に報告。
市区町村の担当部署にも連絡してほしいと言われたので、電話で伝えました。
住んでいた市区町村では、療育のサービスを終えるための手続きはいらないとのこと。
下の2項目は、療育側から作成・助言をしてくれました。
引っ越し前の療育施設では、温かく、手厚く支援していただき本当に感謝しています。
一方、転居先の状況は厳しいものでした。
保育園もいっぱいなので、もちろん療育施設もいっぱい。
市区町村の窓口や相談支援事業所に相談しても、空き状況は把握していませんでした。
3年待ちといわれたところもあり、空いている施設がみつからない。
そんな中、見学だけでもと2か所伺えました。
しかし、1か所は重度の子向けで断られ、もう1か所は限られた曜日なら空きがありましたが本人が嫌がり却下。
空きがあっても、本人が嫌がるところには行けない。
どうすればいいかわからず困り果てていた時、見学した施設の職員の方から、空きがある施設の情報をいただきました。
遠方から引っ越してきたばかりと伝えていたことで、気にかけていただき、情報提供してくれました。
いくら自分で頑張って情報収集しても限界がありますね…
結局、隣の市区町村で通所に時間がかかりますが、有名な企業の児童発達支援に通うことができました。
本人も気に入ったようで、今では楽しみに通っています。
ただし、就学後の放課後デイの方が利用者がいっぱいなので、利用できるまで長期間待機になるかもしれないとのこと。
放課後デイを含めて探すと本当にどこにも空きがなかったので断念しましたが、結果的に児童発達支援は本人が行きたいと思えるところに決められてよかったです。
通院先(児童精神科)の転院
引っ越し前の3月に児童精神科の診察があったため、事前に電話して紹介状を依頼しておきました。
紹介状や検査結果の発行には時間がかかるため、早めに依頼しておくのがオススメ。
引っ越す土地が遠方だったこともあり、かかりつけの児童精神科からは具体的な病院を紹介していただくことができませんでした。
病院も自分で探さなければ!
ほとんどの病院が、初診や紹介状を持っていない方の受診を制限していました。
児童精神科もいっぱい…
情報がすべて載っていなかった病院にのぞみをかけて電話。
隣の市区町村ですが、奇跡的に4月中に受診できる病院を見つけました。
市区町村が違うと、就学相談(手続きの流れや支援学校・支援級等の具体的な様子)の情報が少ないというデメリットもありますが、とにかく通える病院を確保できてよかったです。
まとめ
転勤族の家庭が激戦区での引っ越し後に保育園と療育施設の転園手続きを紹介しました。
新しい環境で子どもたちが安心して過ごすためには、計画的な準備と情報収集が成功のカギです。
激戦区は正直しんどい。
実際に引っ越してみて、転園・転院がこんなに大変なことだとは思いませんでした。
特に特別な支援が必要な子どもは療育や通院があるため、手続きが多くなってしまいます。
だいぶ個別な内容になってしまいましたが、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。