言葉だけがコミュニケーションの全てじゃない――。
時に切なく、時に温かく、そして力強い「手話」という言語。 韓国ドラマの中には、この手話が物語の重要な鍵を握り、登場人物たちの感情をより深く、豊かに描き出す名作がたくさんあります。
「手話に興味があるけど、どんなドラマがあるの?」 「手話が出てくる感動的な韓国ドラマが見たい!」
そんなあなたのために、今回は手話が印象的に使われている、心に残る韓国ドラマを厳選してご紹介します! 各ドラマのあらすじや、手話がどのように物語に関わってくるのか、そして見どころなどをまとめました。 ハンカチ必須の感動作から、心温まるヒューマンドラマまで、きっとあなたの心に響く一作が見つかるはずです。
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なぜ「手話が出てくる韓国ドラマ」は私たちの心を掴むのか?
韓国ドラマは、登場人物の細やかな感情描写や、練り込まれたストーリー展開で世界中の人々を魅了していますが、そこに「手話」という要素が加わることで、物語はさらに深みを増します。
それでは、具体的な作品を見ていきましょう!
【厳選8作品】手話が紡ぐ、珠玉の韓国ドラマたち
ご紹介する順番はランキングではありません。気になる作品からチェックしてみてくださいね!
『輝くウォーターメロン~僕らをつなぐメロディ~』(2023年) 🍉✨
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手話との関わり: 主人公ウンギョル(リョウン)は、両親と兄がろう者であるCODA(コーダ:Child of Deaf Adults)。現代(2023年)では家族と手話で会話します。1995年にタイムスリップし、そこで出会う若き日の母ユン・チョンア(シン・ウンス)はろう者で、手話でコミュニケーションを取ります。若き日の父ハ・イチャン(チェ・ヒョヌク)は聴者ですが、チョンアと心を通わせるために手話を必死に学ぶ姿が感動的に描かれます。
あらすじ: 音楽の才能に恵まれたCODAの高校生ウンギョルが、ある楽器店を通じて1995年にタイムスリップ。そこで彼は、まだ耳が聞こえ、バンド活動に明け暮れる18歳の父イチャンと、生まれつき耳が聞こえないが美しい心を持つ母チョンア、そしてミステリアスな同級生たちに出会う。過去を変えることで家族の未来を守ろうと奮闘しつつ、音楽と愛、そして友情を育んでいく青春ファンタジー。
見どころ: CODAである主人公の葛藤や家族への深い愛情、若き日の両親のピュアな恋模様が胸を打ちます。特に、リョウンさんの流暢な手話、シン・ウンスさんの感情豊かな手話表現、そしてチェ・ヒョヌクさんが手話を覚え、チョンアと心を通わせていく過程は本作の大きな見どころ。瑞々しい青春、音楽、そして手話を通じたコミュニケーションの美しさに、涙と笑顔が止まらないはず!
#リョウン ×#チェ・ヒョヌク 主演
— 「輝くウォーターメロン」日本公式 (@kagayaku_wm) May 5, 2025
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孤独なCODA少年が時を越え父と奏でる
珠玉のヒューマンファンタジー🎸
ぜひご覧ください🥰 pic.twitter.com/62tB8qu7tP
『私の心が聞こえる?』(2011年) 🎧❤️
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手話との関わり: 聴覚を失った御曹司と、明るく健気なヒロインの純愛物語。ヒロインは手話も使いこなし、彼とのコミュニケーションを深めていきます。
あらすじ: 事故で聴力を失い心を閉ざした青年と、知的障害を持つ父親を支えながら明るく生きる女性。二人が出会い、困難を乗り越えながら真実の愛を育んでいく、感動のラブストーリー。
見どころ: キム・ジェウォンさんの「聞こえないフリ」の演技と、ファン・ジョンウムさんのひたむきな愛情表現が光ります。「心の声」で通じ合う二人の姿に、何度も涙腺が刺激されるはず。
『私たちのブルース』(2022年) 🌊💙
手話との関わり: オムニバス形式で様々な人々の人生を描く群像劇。その中で、ろう者である妹と、彼女を想う兄(船長)のエピソードは特に大きな感動を呼びました。手話での感情豊かな会話シーンは必見。
あらすじ: 美しい済州島を舞台に、そこに住む人々の甘く苦く、そして温かい人生の物語をオムニバス形式で描く。
見どころ: イ・ビョンホン、シン・ミナ、チャ・スンウォン、イ・ジョンウン、ハン・ジミン、キム・ウビンなど、超豪華キャストが集結。ろう者の妹ヨンオク(ハン・ジミン)と、彼女の双子の姉ヨンヒ(チョン・ウネ ※ダウン症の俳優さんが演じ話題に)のエピソードは、多くの視聴者の心に深く残りました。
『私のおじさん~マイ・ディア・ミスター~』(2018年) 👨👧👦✉️
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手話との関わり: 主人公の一人であるイ・ジアン(IU/イ・ジウン)が、ろう者である祖母と手話でコミュニケーションを取るシーンが度々登場します。彼女の孤独や、祖母との深い絆が手話を通して静かに、しかし力強く描かれます。
あらすじ: 人生の重さに耐えながら生きる若い女性と、同じく人生の困難に直面する三兄弟の心の交流を描いた、深く静かな感動を呼ぶヒューマンドラマ。
見どころ: IUさんの圧巻の演技と、日常に潜む小さな温かさ、そして人と人との繋がりの大切さを教えてくれる名作。手話のシーンは多くないものの、非常に印象的です。
『ジャグラス~氷のボスに恋の魔法を~』(2017-2018年) 👨💼👩🏫
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手話との関わり: 主人公の秘書ユニ(ペク・ジニ)の叔父さんが聴覚障害者で、彼とのコミュニケーションで手話が使われます。物語のメインテーマではありませんが、家族の絆を描く上で自然に手話が取り入れられています。
あらすじ: 人付き合いが苦手なクールなボスと、彼を献身的に支える敏腕秘書の間に芽生える恋模様を描いた、痛快オフィスラブコメディ。
見どころ: チェ・ダニエルさんとペク・ジニさんのコミカルな掛け合いと、オフィスでの人間模様が楽しい作品。
『赤と黒』(2010年) 💔🖤
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手話との関わり: 主人公の一人、ムン・ジェイン(ハン・ガイン)の妹が聴覚障害者で、手話で会話するシーンがあります。復讐劇というシリアスな物語の中で、家族の愛情や葛藤が描かれます。
あらすじ: 巨大財閥への復讐を誓う男(キム・ナムギル)と、彼を取り巻く二人の女性の運命が複雑に絡み合う、濃厚なミステリー&ラブストーリー。
見どころ: キム・ナムギルさんの圧倒的なカリスマ性と、先の読めないスリリングな展開から目が離せません。
『ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士です』(2021年)- 1話 📦🕊️
手話との関わり: 第1話の依頼者のエピソードで、手話を使う場面が効果的に描かれています。故人の想いを繋ぐ上で、言葉以外のコミュニケーションの重要性が感じられます。
あらすじ: アスペルガー症候群の青年と、その後見人となった叔父が遺品整理士として働きながら、故人の最後のメッセージを遺された人々に伝えていく感動のヒューマンドラマ。
見どころ: 各エピソードで描かれる故人と遺族の物語に、毎回号泣必至。タン・ジュンサンさんとイ・ジェフンさんの名コンビにも注目。
『復讐代行人~模範タクシー~』(2021年~)- シーズン1の5~6話 🚕⚖️
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手話との関わり: シーズン1の5~6話で、聴覚障害を持つ依頼者のエピソードが描かれ、その中で手話が重要な役割を果たします。不条理な目に遭った被害者の声なき訴えが、手話を通して痛いほど伝わってきます。
あらすじ: 法で裁けない悪人を、被害者に代わって秘密のタクシー会社「ムジゲ運輸」が制裁する痛快復讐劇。
見どころ: イ・ジェフンさん演じる主人公キム・ドギの鮮やかな活躍と、社会の闇に切り込む骨太なストーリー。各エピソードで扱われる事件は、実際に韓国で起きた事件をモチーフにしていることも。
他にもあるかも?手話が登場する作品を探す楽しみ
今回ご紹介した作品以外にも、単発のエピソードや、短いシーンで手話が効果的に使われている韓国ドラマはまだまだあるかもしれません。 また、韓国映画やウェブドラマなどにも、素晴らしい作品が隠れている可能性があります。
もし、「こんなドラマでも手話が使われていたよ!」という情報があれば、ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです!
テレビで見る「手話」~韓国と日本のちょっとした違いと願い~
韓国ドラマを通して手話の魅力に触れていると、ふと、もう一つ気づくことがあります。それは、韓国のテレビニュースにおける手話通訳の姿です。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、韓国ではテレビの生放送番組への手話通訳配置を義務付ける政策が進められており、報道によると、現在では7%の番組で手話通訳が必須とされているそうです。(出典A) また、韓国の公共放送KBSの主要ニュース番組「KBSニュース9」では、長年にわたり手話通訳が提供されていると聞きます。(出典B)
一方、私たちの日本では、手話通訳が付くニュース番組はまだ限られているのが現状です。特に緊急時の記者会見などでは、手話通訳者がその場にいても、テレビ画面には映らなかったり、非常に小さく表示されたりすることが、情報保障の観点から課題として指摘されることもありますよね。
こうしたメディアにおける情報アクセシビリティへの取り組み方の違いは、興味深いところです。
もしかしたら、日常的にテレビで手話を目にする機会が日本に比べて多いかもしれない韓国では、手話や聴覚障害に対する社会全体の感じ方や理解も、少しずつ異なってきているのかもしれません。
日本でも、もっと手話が身近な言語として、テレビのニュースや様々な番組を通して自然に触れられる機会が増えていくといいな、そしてそれが当たり前の社会になると素敵だな、と個人的には心から願っています。
まとめ:手話が描く感動の世界へ、一歩踏み出してみませんか
手話が出てくる韓国ドラマは、私たちに言葉だけではないコミュニケーションの豊かさ、そして人と人との繋がりの深さを教えてくれます。 登場人物たちの喜び、悲しみ、怒り、そして愛が、手話を通してより鮮明に、より力強く伝わってくるのを感じられるでしょう。
今回ご紹介した作品をきっかけに、手話やろう文化、そして韓国ドラマのさらなる魅力に触れてみてはいかがでしょうか? きっと、あなたの心に残る、大切な一作に出会えるはずです。
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