「ぬか漬けを家で漬けてみたい。でも、毎日かき混ぜるなんてズボラな私には絶対ムリ…」
そう思って諦めていませんか? 実は私もその一人でした。今流行りの「袋のまま冷蔵庫で漬けられるぬか床」も検討したのですが、知ってしまったんです。袋タイプは手軽だけど、かき混ぜる時にフチにぬかが付いてベタついたり、袋がへたってきて結局ズボラな人ほど挫折しやすいというリアルを。

せっかく始めるなら、ちゃんとまぜまぜして長持ちさせたーい!
そう思い立ち、形から入る作戦で野田琺瑯(のだほうろう)のぬか漬け小町をお迎えしました。
今回は、私が河村さんちの鉄粉ぬか床を使ってぬか漬けデビューした全記録と、購入前に引っかかったサイズ選びの落とし穴を写真たっぷりで本音レビューします!
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いざ開封!野田琺瑯「ぬか漬け小町」のセット内容
まずは届いた外箱から。

シンプルで清潔感のある佇まい。

側面には型番「TK-19」と可愛いイラストロゴ。「冷蔵庫にコンパクト収納」の文字に期待が高まります。
ワクワクしながら上フタを開けた、次の瞬間――。

「……ん?? なんかめっちゃ見られてる???」
ダンボールの仕切り穴から、おとぼけ顔の陶磁器製『水取器(みずとりき)』がこちらをじーっと見つめていました(笑)。なにこれ可愛い。

箱から中身をすべて取り出したのがこちら。

ビニールを剥がすと、真っ白でツヤツヤの琺瑯容器、密閉性の高いEVA樹脂のシール蓋、そして先ほどの水取器が登場。これだけでキッチンのモチベーションが2割上がります。

取扱説明書の表紙をチェック。 「容量:1.9L / 熟成ぬか1kg用」と書かれています。

裏面には、乾燥ぬかから自作する場合の詳しいレシピも。 「よしよし、1kg用ね!」と、この時の私は何の疑いも持っていませんでした。
初心者が絶対に陥る「ぬか床1kgの罠」
今回、ぬか床として用意したのは北海道・自然流の『河村さんちの鉄粉ぬか床(1kg)』です。

琺瑯容器と並べるとこんな感じ。パッケージからして「美味しいお漬物ができる気配」しかしません。

表紙には開発者の河村通夫さん。鉄粉が入っているから、ナスが綺麗な紫色に漬かるという大人気商品です。

裏面の説明書きを読みます。 「本品1袋(1kg)を容器にあけ、水を1L程入れて良く混ぜて出来上がり」とのこと。

ふむふむ、簡単じゃん!
私はこの時、「1kgの粉に1kgの水を吸わせたら、合計2kgになる」という小学校低学年レベルの算数に、一切気づいていませんでした。
メーカーの言う「熟成ぬか1kg用」というのは、“水分を吸って完成した状態の泥が1kg分入るよ”という意味。 乾燥ぬかの「1kg」という数字を盲信したズボラ主婦は、ここから地獄を見ます。
皆さん絶対にマネしないでね!笑
いざ実践!ぬか床を「仕込む」ステップ
何の疑いも持たず、説明書どおりに全量作っていきます。


ボウルに乾燥ぬか1kgを全量サラサラ〜ッ!

そこへお水を1L、ドボドボ〜ッ!

手で全力で混ぜ合わせます。
……重い。なんかものすごく重い。
ちょっとした前腕の筋トレです。 揉んでいるうちにぬかが水分をホールドして、いい感じのお味噌くらいの『耳たぶの硬さ』になってきました。

(※途中でぬかに埋もれていた紫色の「脱酸素剤」を発見!これ絶対に一緒に練り込みそうになるので、皆さんも発掘作業をお忘れなく)
「よし、完璧なぬか床ができたぞ!」と意気揚々と野田琺瑯へお引越し。 空気が入らないように、底からギュッギュッと押し込んでいきます。

表面をペタペタと平らに均して、完成したのがこちらの写真です。
美しい。老舗の漬物屋みたいだ。
……ん?

ちょっと待って。これ、きゅうりどこに入れるの???
そう、琺瑯容器のフチの超絶ギリギリまでぬか床が到達しており、野菜を沈めるスペースが残されていない『ただの美しいぬか床の詰まった琺瑯』が爆誕した瞬間でした。
ここでようやく私の脳内コンピューターがはじき出しました。
(ぬか1kg+水1kg=2kg……小町の容量1.9L……入るわけねえ!!!)
時すでに遅し。 私は半泣きになりながら、せっかく綺麗に均したぬか床に再び手を突っ込み、約400gほどのぬかを別のタッパーへとスプーンで緊急脱出させるハメになったのでした。

↑なんとか量を減らして完成。

ちなみに蓋は柔らかめ。
【超重要】もし私と同じミスをしてぬか床が余った人へ
これから小町を買う初心者さん、もし私と同じように「2kgのぬか床」を錬成してしまっても絶望しないでください!
溢れてタッパーに避難させた分のぬか床は、ジッパー袋に入れて平らにし、そのまま「冷凍庫」に入れてください。
実はぬか床って、数ヶ月使っていると「野菜に引っついて量が減る&野菜の水分でベチャベチャになる」という時期が必ず来ます。その時、冷凍しておいたこの余りぬかをパキッと折って投入するだけで、一瞬でぬか床が復活する「最強の足しぬかストック」になります!(冷凍で約1年持ちます)
転んでもただでは起きない、それがズボラ主婦の鉄則です。
タッパーに避難させたぬか、今すぐジップロックに移して冷凍庫へGOです!(笑)
ズボラに「捨て漬け1週間」は苦行か?
ぬか床は、作ってすぐには美味しいお漬物ができません。 最初の1週間は発酵を促すために、野菜くずを入れては取り替える「捨て漬け」という助走期間が必要です。

ズボラな私にとって食べもしない野菜をわざわざ用意して毎日漬けるなんて、文字面だけで苦行。 でも、考え方を夕飯作りの生ゴミを減らすタイムに変えたら一気に楽になりました!
この日集まったのは、大根の皮、人参のヘタと皮、そしてキャベツの外葉。

これらをぬか床にえいっと埋めます。

2〜3日経ったら掘り出して、また新しいクズ野菜をイン。 引き上げたクズ野菜(右の金属トレイ)がしんなりして水分が抜けているのを見ると、「おお…ぬか床がちゃんと育ってる…!」と妙な愛着が湧いてきます。
ぬか漬け美人じゃなく「小町」で大正解だった理由
捨て漬けを終え、いよいよ冷蔵庫での本漬けライフがスタート!

シール蓋をきっちり閉めて、冷蔵庫へ。


見て!我が家の冷蔵庫のレギュラー陣の横に、驚くほどジャストフィット!!
実は右側に写っている「持ち手付きストッカー(お味噌用)」も同じ野田琺瑯なんです。
購入時、もう一回り大きい『ぬか漬け美人(乾燥ぬか1kg用 / 3.2L)』と迷ったのですが、あっちを買っていたら冷蔵庫の主(ぬし)みたいに場所を取って家族からひんしゅくを買っていたはず。小町のこの絶妙なサイズ感、天才すぎます。
ついに実食!ぬか漬けライフの幕開け
そして……本漬けサイクルに入って記念すべき1作目!

じゃーーーーん!!!
きゅうりと人参のぬか漬けです! 黒いお皿に盛り付けたら、ちょっとした小料理屋のお通しみたいになりませんか?!
ひとくち食べてみると……

うまーーーーー!
市販のツンとしたお漬物の味じゃない、まろやかな塩気と、奥の方に感じる昆布と米ぬかの旨味。パリッとしたきゅうりの歯ごたえ。自分でまぜまぜして育てた補正も相まって、お箸が止まりません。
ズボラだけどぬか漬けを食べたい人へ
ぬか床生活を始めてしばらく経ちますが、現在の私のサイクルはこんな感じです。
- 基本は冷蔵庫に入れっぱなし(常温より発酵がゆっくり進む)
- 2~3日に1回、夕飯の支度ついでに底から「まぜまぜ」
- そろそろいいかな~という適当なタイミングで引き上げる
毎日かき混ぜなきゃという呪縛を捨てて、気が向いた時に野菜を入れ替えて世話をするくらいの位置づけにしたら、ズボラな私でも全くストレスなく続いています。
袋タイプのぬか床に挫折したことがある方、 おうちで美味しいお漬物を食べてみたい方。
「しっかりした琺瑯容器から入る作戦」、ズボラさんにこそ心からおすすめしたいハックです。諦めないで、ぜひぬか漬け小町と一緒にゆる〜い発酵ライフを始めてみてくださいね!
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