私の息子は、発達ゆっくりさんです。
2歳半検診の時に指摘され、後にASD(自閉症スペクトラム)と診断されました。
今回は、息子の成長の様子と、療育を利用するまでの流れをまとめてみました。
1歳頃の状況
- 身体発達は早い
- 数字が大好き
- なんでも口に入れる
- くるくる回る
- ものを近くで見る
- 指さしが少ない
- 人見知りしない
- 人との距離感が近すぎる
- オウム返しが多い
1歳半健診
言葉の遅れを心配し、保健師さんに相談。
地域の親子で参加する発達教室を勧められました。
保健師さんが言っていることが曖昧で頼りない感じでしたが、様子を見てもいいとのことなので参加しませんでした。
後々この時のことを、私が参加を拒否したということになっていたとわかり、ちょっと震えました。
2歳頃の状況
- 数字、ひらがな、アルファベットが大好き
- ものを並べる
- 横目で見る
- 下顎を出すくせがある
- 偏食
- ご飯を自分で食べない
- 怖がり
- 癇癪がひどい
- 落ち着きがない
- 自己主張や質問をしない
- コミュニケーションが一方的
2歳半健診
言葉の遅れ以外(落ち着きが無い、ご飯を自分で食べない、偏食、癇癪、怖がり等)にも気になることがあったため、発達相談を受けました。
臨床心理士の方には、発達の詳しい検査を勧められましたが、地域の方針では、発達教室→発達検査→医療機関→療育利用という流れになると保健師さんから話がありました。
個人的に医療機関にかかることもできましたが、夫婦で話し合って段階的に進めることにしました。
以降、テレビを極力消して、目を見てたくさん話しかけるように心がけました。
小児科で相談
発達教室に参加
月に1度、療育を利用していない親子が参加できます。
集団で朝の会や体操、ゲーム、絵本の読み聞かせ、おやつタイムがあり、おやつタイムの前に、臨床心理士の先生と面談がありました。
療育利用希望で小児科にも相談済みと伝えると、療育にはいつでも行っていいとのこと。
保健師さんからは、療育利用に向けて、後日申請の流れなどを説明に自宅に来てくれると話がありました。
発達教室の振り返り
保健課の職員の方が、ふれあい教室の振り返りのために自宅へ訪問してくれました。
この時に、療育施設や利用の流れの説明を受けました。
手続きが多く、2人目妊娠中で産前産後の保育園の利用手続きも進めていたため、なんだかややこしく感じました。
診断書を書いてもらうために小児科に電話
受付の方に療育のための診断書が欲しいと伝えると、最近の相談の内容を理解していてくださってスムーズに話を伺うことができました。
- 今までの健診の結果や発達教室の状況等の情報提供をしてもらうよう役所に依頼
- 役所から小児科に経過記録が届いたら、小児科から連絡が来る
- 診察と診断書の受け取りに小児科へ行く
- 診断書を役所へ提出する
という流れとのこと。
役所に小児科への情報提供を依頼の電話をしたところ、できるだけ早めに対応してくれると言ってもらい安心しました。
小児科で診断書を書いてもらう
役所から経過記録が届いたため、近いうちに受診するよう電話を受け、診察へ。
子どもの様子を見ながら、興味の偏りや言葉の遅れ等から「自閉症スペクトラムの疑い」で療育利用が必要との診断書を書いてもらいました。
診断書は当日受け取ることができました。
療育施設の見学
小児科から帰宅後、療育施設の見学をお願いするために電話。
管理者の職員の方とお話をして、見学の日程を決めました。
見学当日は、役所の担当の保健師さんが同行してくれました。
実際に療育の様子を見学し、資料を見ながら説明を受けました。
分からないことはだいたいこの時に質問が出来ました。
利用契約の日を決めて終了。
療育の利用契約
この日も役所の保健師さんと一緒に療育施設へ行きました。
療育の契約は、契約書を読んで一つ一つ確認しながら署名捺印していきました。
複数のサービスの契約があったため、正直沢山ありすぎて大変でしたが、不明点がないか確認しながら丁寧に進めて頂きました。
保健師さんからは、支援計画案の作成のために、簡単な状況の聞き取りがありました。

息子は職員さんが一緒に遊んでくれて、とても助かりました。
療育利用開始
まずは場所になれるために、親子通園から。
ほかの親子は居なくて、先生と私たち親子だけでした。
さみしい気もしたけど、手厚く見てもらえて良かったです。
初めてのことで、部屋を走り回ったりおもちゃで遊びたいと怒ったりして、落ち着かない様子だったけど、それなりに楽しめたようでした。
これから家以外に過ごせる場所が増えて、どんな成長がみられるか楽しみな気持ちでした。
利用している療育施設の主な特徴
単独通園・親子通園が選べる
曜日は決まっていますが、事前に施設に伝えておけば、どちらを利用してもOK。
保育施設訪問
療育園の職員の方が、月に1度利用している保育施設に様子を見に行ってくれます。
事前に要望を伝えておけば、後日状況を報告してくれます。
利用時間延長
市町村の日中一時支援サービスの利用により、朝は30分前、終了後は4時間まで延長ができます。
送迎サービス
朝保育施設に送って行けば、療育が開始するまでに療育園の職員の方が保育施設に迎えに来てくれます。
また、療育終了後、給食の時間までに保育施設へ送ってくれます。

送迎や時間延長サービスを利用して、2人目を出産する時も通えました!
転勤族の療育施設利用までのポイント
1.役所の担当者や保健師さんから情報を収集する
地域の療育施設や医療機関等、引っ越し後は情報が無いため、どこに通ったらいいかわかりませんよね。
担当職員の方によく話をして必要なことはなんでも聞いちゃいましょう。

引っ越しが決まったらすぐ問い合わせてみましょう。
2.療育施設を選ぶ時は、必ず見学する
施設によっては見学が必須になっているところもありますが、どんな雰囲気でどんな対応をしてくれるのか、実際見ると安心ですよね。
電話をすれば気軽に見学に行かせてもらえるところもあると思うので一度連絡をしてみてください。
3.市区町村と病院の間で情報を共有してくれるか問い合わせる
地域と医療機関が連携している地域が増えています。
こちらも二度手間にならないし、なにより状況を良く知っている担当者に情報を共有してもらえると安心ですよね。
療育施設の利用の際の受給者証の発行や、それに伴う診断書を書いてもらう時にとても助かります。
最後に
わが子に障害があるとわかったとき、冷静に動ける方は少ないと思います。
初めてのことで、手続きもたくさんあり負担に感じますよね。
そんな方に、この体験が少しでも役立てばうれしいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。